BLESSING CHURCH INTERNATIONAL

キネマな時間ep.12 ハクソー・リッジ

2020年3月20日

みなさん、こんにちはurasanです。今回はメル・ギブソン監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の「ハクソー・リッジ」をレビュー!第二次世界大戦中の沖縄。日本軍とアメリカ軍が激突した沖縄の激戦地ハクソー・リッジ(前田高地)での戦いと多くの人命を救った、実在の人物デズモンド・T・ドスの活躍を描いた実話をもとにした作品です。

殺してはならない

デズモンドはアメリカ・ヴァージニア州に生まれ、兄とともに成長します。しかし、父親は第一次世界大戦で心に傷を受けて、お酒におぼれ、母親に暴力をふるう父でした。デズモンドは兄とのケンカで、彼を殺しそうになる経験をします。そこで聖書のみことば「殺してはならない」という十戒の戒めを心に刻み込むことになるのです。

第二次世界大戦

大きくなったデズモンドは、看護師のドロシーと恋に落ち、結婚することになります。兄や友人が第二次世界大戦の激化で次々と出征していくなか、自分もアメリカの役に立ちたいと陸軍に志願することを決めます。しかし、軍に入れば聖書の教えである「殺してはならない」という教えに背くことになります。そこでデズモンドは衛生兵なら、銃で人を殺さずに兵役につくことができると考えました。

良心的兵役拒否者

デズモンドは訓練期間のなかで銃の訓練をすることになります。しかし、聖書の教えを心に誓っていた彼は銃に触れることすら拒否します。そこで上官から「戦争は殺し合いだ。銃が扱えないなら除隊しろ」と勧められますが、デズモンドは頑なに拒否します。自分は軍務には問題はなく「人を殺せないだけです」と主張するデズモンド。そこから上官たちや兵士たちからの激しい嫌がらせが始まります。このように自らの良心に従って戦争や暴力行為などを伴う兵役を拒否する人を良心的兵役拒否者と言います。

軍法会議

あくまでも主張を曲げないデズモンドはついに軍法会議にかけられます。そこでドロシーにプライドを曲げて、除隊するよう説得されますが、デズモンドはあくまでも衛生兵として戦場に赴くことを願います。そこであの酒に溺れていた父親が助けてくれることになります。昔の戦友を頼って、息子を助けてほしいと願い、軍法会議の場に現れます。父の助によって兵役が認められたデズモンドはようやく兵役につくことになります。

ハクソー・リッジ

1945年5月、沖縄に派遣されたデズモンド。先発部隊が6回登って6回撃退された末に壊滅した激戦地ハクソー・リッジに到着します。激しく抵抗する日本軍に苦戦するアメリカ軍、自分の部隊は一時撤退を余儀なくされます。しかし、デズモンドは戦地に残り、負傷兵を次々と高台から降ろしていきます。敵兵まで助けるデズモンドは神に祈りながら、力を得て力のかぎり人々を助けていく。

良心的兵役拒否者として初の名誉勲章

ハクソー・リッジでの活躍が認められたデズモンドは帰国後、良心的兵役拒否者として初めての名誉勲章を受けます。最後まで神に従った彼に観衆は大きな拍手を送ります。

感想

この映画を見ての感想として、クリスチャンとして信仰を守り抜いた信念についてはとても素晴らしい作品だと思います。しかし、日本人である自分は何か心が痛む作品でもありました。良心的兵役拒否者だとしても戦地で味方を支援すること自体が「殺すな」という戒めにかからないのか?といえば、私は正直、かかるのではないのか?という疑問があります。しかし、自国の愛する人々が目の前で殺されていくのをただ見ているわけにはいかない気持ちもわかります。そういう複雑な感情を抱かざるを得ないような状況に人間を追い込んでしまうものが戦争というものなのだなと改めてこの映画を見て、思わされました。

映画はPG-12、小学生以下のお子様と鑑賞する際には保護者同伴をすすめる作品です。

出典

浦添市ホームページ

映画「ハクソー・リッジ」公式サイト

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