©Blessing church Int.
2019年2月20日
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ロックの歴史をさかのぼると黒人霊歌にたどりつきます。黒人霊歌は黒人奴隷たちから生まれた音楽です。奴隷生活での苦しみからの解放を歌ったもので、これをベースにブルースが生まれます。ブルースからそのリズムを変化させてうまれたのがジャズです。ジャズはバンドで演奏されることが多く、その奏者はほとんどが黒人でした。そして、バンド演奏の中でブルースのリズムを早くして、演奏するスタイルが生まれてきます。リズム&ブルース(R&B)です。第二次大戦後、アメリカでは仕事を求めて都市部に大量の人が流れ込み、それと同時に地方の文化や音楽も都市部で広がっていきます。ブルースやジャズ、R&Bといった主に南部の黒人の音楽であったものがラジオやレコードを通して都市部に多くの人に届けられました。そして、黒人の音楽にふれ、その魅力にひきつけられる人が出てきます。それまで白人向けではなかった音楽に白人たちが興味を示したのです。そして1955年、ビル・ヘイリーが「ロック・アラウンド・ザ・クロック」をヒットさせます。この曲はそれまで、黒人の間で人気だった音楽を白人が歌ったことでヒットし、ロックというスタイルを世界に広める役割を果たしました。黒人の音楽スタイルが白人によって歌われることでヒットするという、悲しい現実があったのです。第二次大戦後、考え方や趣味、興味が親の世代と全く異なる若者たちが大きな顧客であることにレコード会社がようやく気付いたのです。そして、黒人音楽に興味を示したのも、主に若者たちでした。
ビル・ヘイリーのヒット後、チャック・ベリーやリトル・リチャードといった黒人歌手たちも自分たちのスタイルで演奏し次々ヒット曲を生み出します。そして白人のロックスター、エルヴィス・プレスリーが登場します。彼は黒人たちの間で生まれた音楽R&Bとアメリカの地方で歌われていた民謡が変化して生まれた白人の音楽、カントリーを融合したのです。彼の音楽は瞬く間にヒットし、その容姿、声、衣装、すべてが若者たちを惹きつけました。ロックの持つ性的な表現を露骨に表し、それがますます若者を魅了しました。映画にも出演しまさに全世界のロックスターが誕生したのです。ロックにおける彼の功績は偉大です。ロックをメジャーなものにし、後の時代を担う若者たちに大きな影響を与えました。彼にあこがれた若者たちが、後のロックを担う存在になっていきます。
エルヴィス・プレスリーの人気はアメリカにとどまらず、世界中に広まっていきます。イギリスでもその人気は高く、多くの若者が魅了されました。そんな若者の中から出てきたのがビートルズです。彼らの音楽はすべてを新しくしました。新しく開発された楽器や技術を躊躇なく取り入れ、いままでになかった音楽を生み出します。それに加えて、伝統的な音楽も取り入れて全く新しい音楽を生み出したのです。ビートルズの登場はアメリカのミュージシャンたちに大きな影響を与えます。ビートルズもアメリカのミュージシャンから影響を受けて相互に新しい音楽を生み出していったのです。ロック界だけでなく音楽会に大きな影響を与えたビートルズの音楽は様々な相互作用によって生み出されてきたのです。1964年ビートルズが初めてアメリカの地に来てから、アメリカではイギリスのバンドへの関心が高まり、英国バンドが次々にアメリカに進出してきます。この現象はブリティッシュ・インベイション(英国の侵略)と呼ばれ、以降イギリスのロックバンドに世界の目が向けられるきっかけになりました。
1960年代に入ると、学生を中心に反体制、反政府運動が熱をおびてきます。戦争反対、人種差別反対、男女平等、を叫び各地でデモ活動も行われました。また、世界各国で抑圧されてきた民族や人種が解放をさけび、ほとんどのロック歌手たちはこうした活動に参加しました。ロックはこのような運動の支えとなり、切り離せないものとなっていきます。ボブ・ディランに代表されるフォークソング、は社会の問題をするどくつくような歌詞で、学生運動をしていた若者たちに支持されました。そのような政治的で社会風刺的な歌を歌うフォークシンガーたちを「プロテストシンガー」と呼ぶようになります。フォークソング支持者たちはありきたりのラブソングで構成されていた当時のアメリカで人気のあった音楽を嫌い、社会風刺的な音楽を好んでいました。しかし、多くのフォークシンガーたちもビートルズの音楽に刺激を受けて、エレクトリックな楽器を用いて歌うようになります。またビートルズもそんなフォークシンガーたちに影響されて、社会風刺的な曲を作り、政治的な活動に参加するようになります。こうしてイギリスとアメリカで相互に影響を及ぼしながらロックは発展してきたのです。
1960年代後半、アメリカの西海岸を中心にある若者文化が起こります。ひげをぼうぼうに生やして、半裸であるいは極彩色の派手な服に身を包んだヒッピーと呼ばれる若者たちです。彼らの文化は麻薬やLSD、ドラッグによって引き起こされる幻想的精神世界を強調したことからサイケデリック(精神強調)文化と呼ばれました。彼らの文化に影響されてジェファースン・エアプレインやママス&パパスなどが登場してくる。このような新しいロックと若者たちのパワーを広く世間に知らしめたのが、ウッドストック・フェスティバルです。NY郊外で開かれたこの音楽祭は50万人もの若者を動員しました。このウッドストック・フェスティバルが今も続くいわゆるフェスの始まりです。ウッドストック以降、ドラッグやロックフェスでの暴力行為、死亡事件などがロックのイメージと結びついて破壊的、暴力的様相を強めていきます。特にアーティストの急死がそのいかがわしいイメージを強めます。そのほとんどはドラッグに関連したもので、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリクス、ローリングストーンズのブライアン・ジョーンズなどがこうして命を落としました。
1970年代に入るとロックも多様化して、さまざまなジャンルが生まれてきます。アメリカでは、日本でも有名な「カントリーロード」を歌ったジョン・デンバーがカントリー・ロックを確立し、アメリカ南部ではオールマン・ブラザーズ・バンドなどがサザン・ロックを確立させます。一方イギリスでは3つの大きな動きがありました。1つ目はハードロックの発達です。エレキギターや音響技術の発達によって、演奏に重きが置かれ攻撃的なサウンドとギターのテクニックで魅了するバンドの出現です。エリック・クラプトンのいたクリームやザ・フー、キンクスなどです。このハードロックはレッド・ツェッペリンやディープパープルによって完成されていきます。2つ目はプログレッシブ・ロックといわれるジャンルの登場です。ギターよりもキーボード中心の音楽作りを行い、クラシックやジヤズの要素を取り入れた音楽をこう呼びました。代表的なバンドはイエス、ピンク・フロイド、キング・クリムゾンなどである。彼らの演奏は1曲20~30分もあり、ラジオで放送するために1曲3分程度に収められていたポップスとは一線を画した芸術作品でした。3つ目はグラマラス・ロックです。中性的な衣装と化粧で都会的なロックを歌うジャンルです。デイヴィッド・ボウイやT・レックスがその代表格です。グラマラス・ロックはヴィジュアル系といわれる日本のバンドにも影響を残しました。
1970年代前半までにブルジョワ化したロックはもともとの精神をうしないつつありました。それに対抗するかたちで若者たちの鬱積したものをぶつける新たな音楽として台頭してきたのがパンク・ロックです。金髪に破れたジーンズ、ズタズタのTシャツ。彼らパンク・ロッカーのスタイルもファッションとして受け入れられ、徐々に若者たちの間でひろまっていきます。パンクが注目を集めたのはセックス=ピストルズの登場によってでした。その攻撃性とめちゃくちゃな私生活もあいまって、人気を博しました。反社会的で暴力的な歌詞にとにかく激しくめちゃくちゃな演奏はロックの原点回帰ともいえるものでした。しかし、セックス・ピストルズはアメリカでは成功せず、アメリカではザ・クラッシュが成功をおさめます。
1970年代も後半になると、デジタル技術の大幅な進歩によってデジタル機器を駆使した音楽、テクノ・ポップが登場する。テクノの中心はコンピューターによってプログラムされたシンセサウンドです。シンセサイザーを中心にしてデジタルなサウンドを前面に押し出した、今までになかった音楽が生まれてきました。日本で有名なYMO(Yellow Magic Orchestra)がテクノのはしりでした。
80年代に入るとロックはますます多様化していきます。また、テレビやビデオの普及により、映像映えするスターが登場します。有料テレビのMTVを通して絶大な人気を得たのがマイケル・ジャクソンです。ロック系の歌手に限定されていたMTVに頼み込んでスリラーのミュージックビデオを放映したところ、大人気となりスターにのし上がってきます。マイケル・ジャクソンはもともとジャクソンファイブというポップグループの一人で子供の頃から歌手として活躍してきました。他にもマドンナやプリンスが登場してきました。一方伝統的なアメリカンロックはブルース・スプリングスティーンの成功で守られます。そのほか。ラップという新しいジャンルが生まれ、黒人たちの間で人気となり、たちまち若者たちの間で広まっていきます。
また、U2の成功もロックシーンを騒がせました。アイルランド出身の彼らは、社会問題や宗教問題をストレートに表現し、衝撃を与えました。グラミー賞は22作品も獲得しており、アメリカのコンサート動員人数の記録も持っているモンスターバンドです。
↓こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたU2 「Where the Streets Have No Name」
90年代になると、今までのレコード盤からコンパクトディスク(CD)が音楽販売の中心となります。CDはレコードに比べ、音質もよく、70分以上も収録できたため、レコードはCDによって駆逐されていきます。しかし、昔のレコードが安価なCDによってデジタルリマスターされて販売され、新たなファンを得るという動きもありました。こいった時代背景の中で、世の中には様々な音楽が溢れ、人々の興味も分散されていきます。昔のような、みんなが流行りの同じ音楽を聴く時代ではなくなったのです。さらに、イギリスではブリットポップが人気を得、日本ではJ―POPが覇権をとるようになってきます。面白いことにブリットポップもJ-popもアメリカでは人気が出ず、アメリカはアメリカの音楽、イギリスにはイギリスの、日本には日本のといったような細分化が起きてきます。昔のように一部(主にアメリカやイギリス)のスターの音楽が世界中の音楽チャートを占めるということが起こりにくくなってきたのです。さらにひと昔前の音楽やスタイルがはやるという事も起きて、昔の音楽に気軽に触れられるという時代背景から多種多様な嗜好が生まれてきました。その中でロックにも色々な要素が取り入れられ、ますます多様化していきます。オアシスは日本でも人気の出たバンドとして有名です。
2000年代に入るとロックはますます多様化、細分化されていきます。またインターネットを使った音楽配信サービスも開始されて、世界中の様々な音楽に誰でもすぐに触れることができるようになり、人々の趣味、嗜好も多様化してきました。そんな中で人気を得たのがインディーロックとガレージ・ロックと呼ばれる、1960年代に流行ったものをアレンジするというリバイバルロックです。音楽や歌詞は単純明快で、わかりやすくロックの初期に見られたようなイメージを抱かせるものです。グリーンデイやザ・ホワイト・ストライプスがその代表各です。
・チャック・ベリーやエルヴィス・プレスリーに代表される1950年代のロック
60年以上前の音楽でありながら、今でもすごくカッコイイ。ロック好きなら一度は聞いておくべきです。
ジョニーB.グッド/チャック・ベリー
映画「バックトゥザフューチャー」でも使用され、一度は聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
監獄ロック/エルヴィス・プレスリー
こちらも有名な曲、この曲がエルビスプレスリーだと知らない人も多いのでは?
↓こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたエルヴィス・プレスリー「Jailhouse Rock」
・ビーチボーイズに代表されるような、ボーカルとハーモニーを中心にした軽快な音楽。初期のビートルズにもみられる。
爽やかな感覚にさせてくれる。青春のイメージ。
サーフィンUSA/ビーチボーイズ
爽やかな曲調で、アメリカ西海岸のビーチを思い起させます。ちなみにこの曲はチャック・ベリーの『スウィート・リトル・シックスティーン』と酷似していて、チャック・ベリーの弁護士に訴えられて、1966年以降はソングライト、クレジットにベリーの名前が記されている。
↓こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたビーチボーイズ「サーフィンUSA」
スウィート・リトル・シックスティーン/チャック・ベリー
うん、確かに似てる。
プリーズ、プリーズ、ミー/ビートルズ
初々しい感じの残るビートルズの名曲。
↓こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたThe Beatles「Please Please Me」
・ロックにジャズの要素を取り入れて、トランペットやトロンボーンなど金管楽器を全面に押し出した音楽。ブラスバンドとロックの融合。東京スカパラダイスオーケストラみたいです。
Spinning Wheel/ブラッド・スウェット・アンド・ティアー
今聞いても、古さを感じない。むしろ新しさを感じます。
長い夜/シカゴ
日本版の曲名と原題が違いすぎる。25 or 6 to 4とはこの曲を作曲していたのが4時の25分か26分前だったからつけたとか・・・。
・北アメリカの民族音楽の要素と電気楽器をあまり使用せずに演奏するスタイルが融合したもの。
風に吹かれて/ボブディラン
こちらも名曲中の名曲。ボブ・ディランは2016年に歌手として初めてノーベル文学賞を受賞しました。
サウンド・オブ・サイレンス/Simon & Garfunkel
父親がよくギターでこの曲を弾き語りをしていました。フォーク世代の方にとっては懐かしい曲ではないでしょうか。
・主にLSDなどのドラッグによる幻覚作用をロックとして体現化した音楽。衣装がド派手。ジミヘンはギター好きなら知ってる偉大なギタリストです。左利きで右利き用のギターを逆さまにして弾いていたのは有名は話。
Move Over/ジャニス・ジョップリン
Superflyさんを連想させるような曲。Superflyさんも当時のヒッピースタイルで歌っていました。
Foxey Lady/ジミ・ヘンドリクス
ギター演奏者なら知らない人はいないんじゃないか、と思うくらい有名なギタリスト。早くに亡くなってしまったのが本当に残念です。
↓こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたジミ・ヘンドリクス「Foxey Lady」
・60年代後半から70年代前半にかけて美しいメロディーとコーラスのプピュラー音楽。
超有名な2曲。今でも様々なアーティストがカヴァーしています。すごく透明感のある曲です。
トップオブザワールド/カーペンターズ
ソフトすぎて、もはやロックではないという批判は最もです。でもいい曲だから聞いてほしい。
Your Song/エルトン・ジョン
様々なアーティストがカバーしている名曲。でもオリジナルが一番いい。
・過激なロックミュージック、体制化したロックに反発し、過激な表現をする。
放送コードギリギリの歌詞。無茶苦茶な演奏。すべてがパンク。
God Save the Queen/Sex Pistols
ライブ中にお客さんと本気のケンカをしたこともあるらしいです。生き方がパンク。
Blitzkrieg Bop/Ramones
キャッチーなメロディーで反体制的な歌だけでなく、ラブソングも多いバンドです。
↓こちらは、BCIのギタリストが演奏してみたRamones「Blitzkrieg bop」
・ブルースを基調としたはげしいロック。歪んだエレキギターの音を強調した音楽。
ギターがうまい。見た目で判断してしまいがちですが、歌もめちゃくちゃうまい。
I Was Made For Lovin’You/KISS
日本でも有名なKISS。見た目のインパクトが大きいですが、曲も素晴らしい。
Walk This Way/エアロスミス
日本では映画「アルマゲドン」の主題歌『I Don't Want to Miss a Thing』が有名ですが、ロックなこちらの曲もおすすめです。
・ハードロック同様に歪んだギターメインの音楽でハードロックとヘヴィーメタルの間に厳密な境界線はなくひとくくりにしてHR/HMと呼ぶこともある。
ギターの超絶テクニック。あんな速弾きできたらなあ・・・。とにか激しい。頭ふりたくなってきます。
Immigrant Song/Led Zeppelin
あああーーあ!ってところがすごく好きです。ギターリフもかっこいい。
↓こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたLedZeppelin「Immigrant Song」
Thunderstruck/ AC/DC
ギターの速弾きがうますぎる。ハードロックの代名詞的な曲。
・1980年代後半から当時、流行っていた、ヘヴィーメタルに変わる音楽として登場した。ダメージジーンズにスニーカースタイルで、パンクのような簡素なビートにハードロックのようなリフ主体の構成が融合された音楽。現代のたくさんのバンドに影響を与えた曲。少しゆるめのロックという感じです。
Smells Like Teen Spirit/Nirvana
このアルバム僕も持っていました。当時、僕の周りはほとんど持っていたような気がします。それぐらい売れた曲。
→こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたNirvana「Smells Like Teen Spirit」
Jeremy/パール・ジャム
日本では知らない人も多いのではないでしょうか。欧米ではすごい人気だったのにアジアでは人気が出なかったそうです。
以下のロックの年表も参考にして時代の流れとロックンロールの進化も見てみてください。
・教会の礼拝の中でもロックが歌われています。有名なところではオーストラリアのヒルソングチャーチ、そしてアメリカのエレベーションチャーチがあげられます。教会の礼拝スタイルがアリーナライブのようで、初めて見た方はびっくりするかもしれません。
The Time Has Come/Hillsong United
オーストラリアにあるHillsongという教会が作った曲です。Hillsongの曲は欧米では普通にヒットチャート上位に上がるほど有名。世界各地に教会の支部があり、最近ではあのジャスティン・ビーバーも通っているとか…。
Give Me Faith/Elevation Worship
アメリカ・ノースカロライナ州にある Elevation Churchが作った曲。こちらの教会は礼拝出席者数約2万人。
This Is Amazing Grace/Phil Wickham
Amazing Graceと聞くと、有名な讃美歌の方を思い浮かべそうですが、こちらは全く違った雰囲気の曲。
↓こちらは、BCIのギタリストChrisが演奏してみたPhil Wickham「This Is Amazing Grace」
他にも様々なジャンルのワーシップソング(礼拝音楽)がありますのでぜひ、Youtubeなどで”Worship”と検索して調べてみてください。
こうしてロックの歴史をたどってみると、社会情勢を強く反映してきたのだなと感じます。社会への反抗のサブカルチャーとして生まれたロックが、紆余曲折を経て、アメリカやヨーロッパの主流文化の重要な地位を占めるようになったのです。歴史をさかのぼると、奴隷制度、人種差別、戦争といった苦しい歴史が様々な音楽を生み出してきたことがわかります。そのような悲しみの中で新しいものが生まれていくという部分においては何かキリスト教精神にも似たものを感じました。
ハワード・グッドール 『音楽の進化史』(夏目大訳)、河出書房新社、2014年
中山康樹 『ロックの歴史』、講談社現代新書、2014年
一般教養としてのロック史 http://history.sakura-maru.com/index.html (2018年12月25日時点)